shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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日本の織物の葛藤

こうして沖縄の織物をみていると、その経糸と緯糸が織りなす洗練された文様、調和する色彩の見事さに感心するばかり。

織物は反物のままではモノとして成立しません。着物になったり風呂敷になったり、形を与えられて初めてモノになります。

今ではシャツに仕立てられたり、鞄、財布、小物入れなど様々な形となって売り出されています。

しかし、そのどれを見ても違和感を覚えます。

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[ 2011/02/04 21:30 ] 染織 | TB(0) | CM(0)

ゆいまーる精神

本日は雨なり。しかし連日の雨も今日まで。明日は地元で行われる「桜まつり」にて久米島紬の着付け体験に行く予定で楽しみにしています。

さて、降りしきる雨を眺めながら昼を回ったあたりで仕方なく雨のなかを出発。

今日の目的地は協同染織場。
ユイマール館と呼ばれる久米島紬の協同染織場は島に数ヵ所あり、地元の織り子さんたちが好きな時間に自宅から久米島紬の仕事をしにきます。

こちらに来て一番驚くところは、織物の従事者が至って普通のおばさんたちということ。
空いた時間を見つけては組合から請け負った注文の品を手がけたり、自分用に布を織ったり。自宅に染め場、織機を構え、男は染め、女は織、と家族内で生産しているところも多いそうです。

織場はまるで町の集会場。
沖縄には「ゆいまーる」という言葉があります。「ゆいまーる」とは「結い回る」という意味。
「結」とは他地域では「もやい」とも呼び、共同体内で見返りを求ず労働を負担する集団のこと。
例えば、かつて茅葺き屋根を葺き換える際には一家では賄えない重労働のため、この「結」が登場し、作業を担います。
この「結」は当番制で共同体内で交代していきます。このことを「回る」と表し、合わせて「ゆいまーる(結い回る)」と言います。
つまり、相互扶助の関係、「助け合い」の精神というわけです。
かつてはこういった習わしが日本では当たり前のように存在していましたが、徐々に生活の中に重労働がなくなり、その必要性がなくなり途絶えていきました。

一方、沖縄では離島のため人、資源ともに限られ、今でも「ゆいまーる精神」が残っています。
協同染織場「ユイマール館」では皆で手間のかかる染色を分担しあったりして助け合いのもとで成り立っています。
過酷な作業はみんなでやる。今日はユイマール館には一人だけが作業をし、他の人の多くはさとうきびの収穫を手伝いに行っているんだとか。これもゆいまーるのひとつですね。

久米島紬はとても精巧に作られ、天然染料で丁寧に染められます。それを担っているのが普通のおばちゃんたち。

生活と生産が一体となっている姿が沖縄の島々には残っています。

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[ 2011/02/04 19:50 ] 沖縄 | TB(0) | CM(4)

久米島紬、泥を求めて

引き続き携帯から

3日、今日も雨。
雨が降ると行動がストップします。
午後になれば雨は止む!と読んで、昼ごろの雨間に自転車で出発。

今日の目標は久米島紬特有の泥染めに使う泥を見に、島を探検。

「阿嘉という地域にあるよ。」という情報だけを頼りに、途中途中の観光スポットを楽しみながら自転車を走らせる。

本来の目的から外れ、島を一望できる宇江城城跡へ行ってきました。山の頂上に城跡があり、プチマチュピチュでした。ネット圏内になりましたらまとめて写真をアップします。

上阿嘉と下阿嘉があり、どっちやねんと思いながら、道行く人に尋ねながらなんとか泥を採取する池の在処をつきとめ向かうことに。

そして、いろいろ自転車で行ったり来たりしながら、それらしき池を発見。至って普通の池でそれといわれなければわからないほど。

草が生い茂り、長靴を持たないと入って行けないような池で、一旦はあきらめて帰路に着きましたが、思い止まり、素足で池に入って行こうと決意。
ひんやりして水中に何がいるともわからない池で恐る恐る足を踏み入れ、数歩したとき、草影から物音がしたので、やはり断念。

まぁ見れただけよしとしよう!


途中にある旅行の安全祈願の場所に行き、今後の無事を祈り、引き返していきました。

今日は散々自転車を走らせ、ちょっと疲労。

今夜はゆっくり休みます。そして明日天気が良いことを願っています。

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[ 2011/02/03 20:16 ] 沖縄 | TB(0) | CM(5)

久米島紬株式会社へ見学

引き続き携帯からの更新。

2日、この日は雨。
雨の音を聞いて二度寝をしてしまい午前中のほとんどを潰してしまうという体たらく。

いまの季節、沖縄は雨がちな気候で一番寒い時期です。
久米島は海からの風に晒され、本島よりも若干寒い印象。

午後は島内にある、久米島紬株式会社へ見学に。
同社は従業員4名で組合が運営する工房を除いて島内で一番大きな久米島紬の会社です。

40年近く続く会社で、昔は村の織り子がこぞって集結していたそうですが、やはり最盛期からずいぶんと需要が落ち着き今ではこの規模に。

ある程度固定客を持つ業界ですので、だいたい横ばいで細く長くやってきたそうです。

「むしろ売れ過ぎても、慌てちゃうよねぇ。」
久米島には久米島のペースがあるようです。

今では久米島紬も有名ですが、20数年ばかり前まで沖縄の人も認知していなかったようす。紬といったら大島紬が認知されていて、久米島紬株式会社で働くSさんは久米島に来て初めて知ったとか。

島特有の恥ずかしがり屋な性格が災いして営業が思うようにいかず販路開拓に苦心したそうですが、長年の努力で今では紬の元祖として全国に知られています。

今は副業的に続く久米島紬で、各家々で染め場、織機を構え、天気の良い日には糸を干しているところも見れるそうですが、今の時期は雨がち、さらにさとうきびの収穫の時期なのであいにく見ることはできなさそう。

それでも、人々の生活の中に自然と溶け込んでいる久米島紬づくりには感心します。
これから久米島紬が他の織物のように、人々から放れていく道を辿るのか、はたまた新しい道を作っていくのか。

沖縄の工芸はこれからの伝統産業を考えるうえでとても重要な場所です。

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[ 2011/02/03 11:26 ] 沖縄 | TB(0) | CM(0)

久米島紬ユイマール館

1日、今日は午前中はゆっくりめに始動。
炊事場にうっかり忘れていた米袋が朝になると置いた場所になく、床に散らばる米たち。
「やられた…」
この感じ、おそらくカラスでしょう。人がよく来るキャンプ場というのはカラスがマークしてるもの。大館にいるときもよくやられました。
泣く泣く床に散らばった米を回収し、小石が混じっていそうなものは廃棄…。米農家の人、ごめんなさい。

お昼どきが間近な中途半端な時間になり、お昼ご飯を求めてチャリで周遊。いつも通り、曲げわっぱの弁当箱にご飯を詰めて持ち歩いてるので探すのはおかずもの。
たまたま立ち寄った店で丸いはんぺんみたいなパックを発見。購入してみると、なかにあんこが…。
またしてもやられました。

午後は久米島紬ユイマール館へ。
作業の人たちに午後いっぱいへばりついて見学させていただき、実際に織っている人とあれこれ話すことができました。

それにしても久米島紬の色合いの深さ、絣の丁寧さは感心します。あとみなさんウェルカムな姿勢なのも感心です。手工業は見せてなんぼ。見てもらうことで魅力を発揮します。

あと、久米島紬は検査が徹底しているという印象。ユイマール館工房横に検査室を構

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[ 2011/02/01 20:00 ] 沖縄 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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