shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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大館の光、作品説明

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大館市大町「ハチ公小径」にて撮影

只今「大館の光」、出来た作品の説明をまとめています。

ちょっとずつまとまってきたのでここらで紹介したいと思います。
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「大館の光」
曲げわっぱの工房から出る廃材と、曲げわっぱの技術を用いた創作活動

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■大館曲げわっぱの地元の現状と課題

大館では古くから曲げわっぱが盛んに作られ、現在も多くの職人が曲げわっぱづくりに従事しています。
曲物の産地として唯一、国から伝統的工芸品の指定を受ける「大館曲げわっぱ」ですが、地元では関心が薄いというのが現状です。それには、職人は市場を求め中央へ出向き、市民は工芸品となり高額になった曲げわっぱを敬遠している背景があります。

工芸品としての随一の美しさを誇る大館曲げわっぱですが、良質な天然秋田杉が年々入手困難になっていく中で、やがて産地に転換の時期が訪れます。産地一丸となってこの課題を乗り越えるためにも、市民の方々に曲げわっぱへ関心を持っていただき、産地の課題、曲げわっぱの良さ、そして素晴らしい職人がいることをもっと知ってもらうべく、曲げわっぱの工房と市民を結ぶきっかけを作ろうと思いました。

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曲げわっぱを展示販売している大館観光物産プラザは去年にオープンしたばかり。


コンポ 1 (0.01.02.19)
青森との県境、矢立峠にある天然秋田杉の保安林。年々、幹の太い良質な天然秋田杉は入手困難になってきている。



■廃材を用いた創作活動

曲げわっぱの工房を実際に回り、そこから出る廃材に注目しました。現状ではそのまま薪に使われてしまいますが、良質な木であることには変わりありません。
廃材の可能性を模索するうちに行き着いたのが、工房から出る廃材と曲げわっぱの技術を用いた創作活動、「大館の光」という企画です。そして創作の題材として照明器具を選びました。実用品としての印象が強い曲げわっぱで、敢えて照明を題材に選んだのは、自由な発想を取り入れやすく、また場所を選ばないことが理由です。
創作活動を通して市民と工房を結び、その過程の中で曲げわっぱについて多くのことを学び取ってもらうことが狙いです。

コンポ 1 (0.00.14.19)
工房を回り。聞き取り調査をしながら廃材を収集。

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柾目板の切れ端。幅、長さは不揃い。


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廃材は各工房で傾向が異なるが、概ねこのような廃材が手に入る。


■サンプル作品

そしてこの企画の可能性を探るべく、サンプル作品の製作に取りかかりました。
廃材はカンナ屑と柾目板の切れ端を用い、曲げわっぱ同様、木を煮て、ゴロで曲げ癖をつけていきます。
さらにアクリルを組み合わせ、細い木たちを組んでいきます。

コンポ 1 (0;00;49;15)
制作風景。鉋屑にアイロンをかけ繋ぎ合わせていく。

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制作風景。長細い木たちを「ゴロ」を使って曲げ癖をつけていく。


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制作風景。アクリルと細い木を組んでいく様子。

ペンダントライトとフロアライトを製作し、「O(オー)」と「DATE(ディト)」と名付けました。
「O」は現在から未来へ向け大館のエネルギーが昇華するイメージ、「DATE」は人と自然の営みの日々が積層していくイメージを表現しました。
「曲げわっぱでこんなことできるんだ。」と思っていただけたら幸いです。後からどのように作られているかわかるよう、全て分解できる構造にしておきました。

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左「O」、右「DATE」

◆「O(オー)」
現在から未来へ向け大館のエネルギーが昇華していくイメージ。
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◆「DATE(ディト)」
大館の人と自然の営みの日々が積層していくイメージ。
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■「大館の光」の可能性と展望

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こうした作品群が商店街を照らすようになれば、と願う。

地場のものを活かし、育んでいく姿勢がますます求められる昨今、ゆくゆくはこうした作品づくりが地場の中から生まれ、またその過程で多くを学び、地場の活力となることを願っています。
今回の私の取り組みを通じて、是非、地元の皆さんに大館曲げわっぱのこと、大館のことを考えてもらいたいです。
現在、大館には街のドーナツ化、商店街の衰退と大館には様々な問題が散在し、大館曲げわっぱが抱える問題も然り、これらを街の求心力に変えていって欲しいと願いを込めて、今回の作品を大館に置いていきます。
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[ 2010/09/04 00:15 ] 大館曲げわっぱ 大館の光 | TB(0) | CM(2)
No title
すげーすげー。
何だか重みがあるよ。
[ 2010/09/04 21:47 ] [ 編集 ]
Re: No title
> すげーすげー。
> 何だか重みがあるよ。

んーたぶん2kgないと思う。
[ 2010/09/04 23:15 ] [ 編集 ]
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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