shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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曲げわっぱ栗久訪問~工房編~

栗久さんの工房もお邪魔させていただいたので紹介します。

DSC_3563 のコピー

さてさて、栗久と言えばこの円錐形。
どうやってつくっているか気になっていたのですが、惜しげも無く見せて下さいました。

「うちは全部オープンだから。」

その言葉に確固たる誇りを感じます。




コンポ 1 (0;00;15;02) のコピー
まずあらかじめ斜めに癖を付けた木を用意し、接合部に接着剤をあらかじめつけておきます。

コンポ 1 (0;00;16;12) のコピー
曲げた木を型にはめ込んで、さらに円錐形の押さえ木をギュッギュと入れていきます。

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ジャッキを改造した人力プレスでギューっと押さえます。

なるほど型に外から巻き付けるのではなく、中に入れるんですね。
そのほうが形が安定するんだそうです。

このようにして形のそろった円錐形の曲物がぽんぽこ出来上がっていきます。


品質の安定を大事にする栗盛さん。
その為にはこんな機械も使います。
コンポ 1 (0;00;07;07) のコピー
コンピューターで設定した形どおりに切り抜く機材。
手で切り抜くより、早くて正確で、均一な小判形の板が得られます。

コンポ 1 (0;00;05;19) のコピー
この機械を使えば凹面もこの通り。
これを手で削っていたら日が暮れます。

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この道具は曲げわっぱの「剥ぎ取り」につかいます。
曲げわっぱの接合部は二枚の板を一枚分の厚さにする為に斜めに削ります。これを「剥ぎ取り」と言います。

この道具の緑の部分と金属板をエアプレッシャーで押さえ込むと、

コンポ 1 (0;00;22;11) のコピー
このようにぴょこっと木がはみ出します。
あとはこれを回転する刃で削ぎ落とすだけ。これによりサンダーで削るより安定して剥ぎ取りが出来るのです。

DSC_3557 のコピー
この「ぐるり」というLED照明はデザイナー橋本夕紀夫氏のデザイン。
デザインを形にするために栗盛さんは試行錯誤の末、行き着いたのが、

コンポ 1 (0;00;12;14) のコピー
このような型を組み合わせ、成形合板の技術で曲げを固定すること。

試行錯誤を重ね、要求に応えた栗盛さんの追求心が垣間みれます。


さて、栗久の工房を見て感じたこと。
それは栗盛さんの飽くなき品質へのこだわり、新しい道具を考案することで作業性を向上させる姿勢はまるで町工場のおやっさん。

手仕事だとどうしても製品のばらつきがでてしまう。いろんな道具を駆使して製品を安定させることは自然なこと。そうすることで時代のモノづくりにマッチさせる。

「伝統」ってなにかを改めて考えさせられました。
「老舗栗久」、どう目に映りましたかね?

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[ 2010/09/16 20:42 ] 大館曲げわっぱ | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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