shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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津軽塗、あけび蔓細工、ブナコ、こぎん刺し

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さて、これはなんでしょうか?
絵画のような、タイルのような。

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実はこれ「漆」です。
津軽に伝わる「津軽塗」はこうした複雑な模様が特徴です。

弘前市立観光館の工芸品展示コーナーにて。
DSC_3682.jpg
これは一つ一つが作品なのではなく、途中の行程を紹介するものです。
写真はほんの一部で、最終的に仕上げるまで数十行程あります。

「津軽のバカ塗り」といわれるほど、何重にも何重にも塗り重ねては磨きの繰り返しです。

一旦塗っては、磨いて下地を出す。を繰り返すと、

DSC_3710.jpg
こんな模様が出来上がったり。
漆と聞くと、クールな感じを思い浮かべますが、津軽塗はとにかくエネルギッシュ。

不思議なもので、どこか南の地方をイメージさせませんか?ここは北の青森です。

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このような丸盆も、いったん絵を描き、塗りつぶしてかすかに浮かび表す、というなんともマゾな津軽塗。
効率?なにそれおいしいの?

DSC_3689.jpg
津軽塗がユニークなのは、こうした木の実も使うこと。

DSC_3691.jpg
こうしてまた「バカ塗り」をしていくことで、

DSC_3695.jpg
こんな模様が出来上がります。
「漆」のイメージが一変しませんか?

DSC_3708.jpg
DSC_3707.jpg
同施設には作品も展示されています。
何万円するんだろう・・・・?

綺麗だし、漆そもそも丈夫で優れた素材であり、とても魅力的なのですが・・・高い。
ですが、津軽塗は手間を考えればとても高額になりそうですが、あくまで相対的に見て手間のわりに高くないのが不思議です。


DSC_3712.jpg
DSC_3713.jpg
こちらは「あけび蔓細工」。
文字通り、あけびの蔓を手で編んで仕上げます。
この手の製品はよく「MADE IN CHINA」「MADE IN VIETNAM」とかありますね。
もちろん日本製は価格は倍。
個性を強調するか、機能性を開拓するか・・・

となると難しい話になるので、さっぱりとインテリアのアクセントにいかがか。

DSC_3719.jpg
こちらは「ブナコ」。
ブナの木を薄くテープ状にし、ぐるぐるまいたものを、方を押し当て、押し出しながら成形していきます。

DSC_3720.jpg
こちらが「ブナの木」
ブナの木は腐りやすく狂いが生じやすい木材なのですが、曲げやすいという特性を活かし、うまく活用していますね。
ブナのこうした利用は歴史は浅いですが、製法が故に独特な形が成形できます。
ブナコのことが詳しく書いてあるサイトがあったのでリンクはっておきます。
http://www.bunaco.co.jp/

DSC_3725.jpg
こちらは「こぎん刺し」です。
むかし、この地方では農民が綿の服を禁止し、代わりに許された麻布の強度、防寒性を高めるのため、こうした刺し子が施されました。

そして、最初は生活のためのこぎん刺しでしたが、後に芸術性を競い合い、今のようなカッコいいこぎん刺しが出来上がりました。

DSC_3717.jpg
DSC_3718.jpg

かっこいーですよねー。
個人的にはかなり好きな工芸品です。
高額ですが、何十万もするブランドバックと比べたら安いものです。
まぁ、そういう趣味をもっている人が好むようなデザインにする必要はあるでしょうが。


DSC_3715.jpg
いろんな模様があります(ごめん、ぶれた!)
派手すぎず、地味すぎず、経年し整えられたグラフィックをみると、河原の石を手に取るように体に馴染みます。

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ただ、いくらかっこいいこぎん刺しといえど、レイアウトやモノによって馴染み難いのが痛いところ。
さすがにこれを着て町を歩くのはちょっと・・・。

DSC_3727.jpg

こうした工芸品をみるとすごい!とは思いますが、なんだか惜しいのがもったいない。
たとえば、こぎん刺しを施したちゃっちいがま口だったり、津軽塗をやたらめったらに施したただのテーブルだったり、専門外な部分は目を瞑りたくなるほど疎かになっているものがたくさん見受けられます。

そうした部分を整えるだけでも、十分に今の時代でも通用するものが出来るはずです。

いくら自分がその工芸品が好きでも、欲しいと思うものが無い。それは漏れずにいろんな方がそうではないでしょうか?
伝統工芸が受け入れられないのは、伝統工芸そのものの問題ではなく、ちょっとしたことなのに。

いやぁ、なにかと、もったいない。
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[ 2010/09/28 18:32 ] その他工芸 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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