shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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大館曲げわっぱ体験工房のスタッフの方に聞きました。

大館曲げわっぱ体験工房のスタッフの斉藤さんにインタビューしてきました。
今回は試験的にインタビューをそのまま掲載します。
結構時間のかかる作業なので今後この形式をとるかはわかりません^^;

コンポ 1 (0.02.22.23)
shoji: まず最初に、この大館曲げわっぱ体験工房はどういった経緯でつくられたのですか?
斉藤さん: はい。今までお客さんが曲げわっぱの体験したいと言ってもそういった施設がなかったので、大館曲ワッパ協同組合がそれならばつくろうということでできました。きっかけは、もともと大館市から協同組合にそういった施設をつくったらどうか、というお話があって、市から委託を受けて組合として体験工房をつくったのが始まりです。もともと団体、観光客などから体験したいという要請が年に数件来ていたので、組合の事務所であったり、人数が多い場合は場所を移したりして対応していました。なので、本格的に体験できる施設をつくりました。
shoji: 体験したいという要望は昔からあったのですか?それとも近年増えてきましたか?
斉藤さん: 前々からあったみたいですよ。協同組合の方に直接問い合わせもあったし、大きな会社とかにも直接見てみたいという要望が年に数件ありました。体験キットなども用意して対応していたようですが、会社なのでなかなか付きっきりでというのは難しかったようです。なので、従来から体験の要望もあり、大館曲げわっぱのPRとしてもこの体験工房がつくられました。
shoji: お金の話なってしまいますが、大館市から委託を受けてとのことなのですが、財源はどこから来ていますか?
斉藤さん: この体験工房は国の政策による、「ふるさと雇用再生事業」の一環で、各都道府県に予算が配分されて、その中の大館市の配分の中の一部で賄っています。そして、この施設の契約は3年間です。
shoji: 3年間の後は補助はなくなるのですか?
斉藤さん: ふるさと雇用再生事業の国からの補助金の契約年数は3年と決まっているので、
それ以降は国からの補助は今のところなくなる予定です。
shoji: 今も頻繁にお客さんがこられますが、今のままのペースだと、3年後は・・・どうなんでしょうか?
斉藤さん: 3年後は・・・今のままのペースでは難しいでしょうね。
今は補助金で家賃、光熱費、人件費などは賄っているのですが、協同組合単独で今と同じ計画で運営して、
利益の中で賄っていくためには、日々20人くらいのかなりの人数に来ていただいて、一人3,000円のコースを体験してもらって、多分やっと賄える形になるので、コンスタントに20人・・・となったらすごく大変ですね笑

コンポ 1 (0.05.46.21)

ただ、協同組合の当初の予想を上回るお客さんの数で、曲げわっぱのPRの一部にもなっているし、県外からお客さんが大館に来てくださるので、効果はあるなと思っています。
ですので、3年後、このままの規模でやるのか、場所を変えるとか、観光協会と一緒になったり、もしくは市で運営したり・・・そこら辺は未定ですね。とりあえずここがオープンして8ヶ月経ったんですけど、結構盛況なのでこのままいってくれれば、という感じです。
shoji: 僕、今ここでつくったお弁当箱(3,000円コース)のもの使っているのですが、結構重宝しています。炊いたごはんを詰めて、冷めてもおいしくいただけるので本当に活用させてもらってます。
曲げわっぱのお弁当箱が3,000円と思うとお得ですよね。

shoji: 次の質問です。ここ体験工房が盛況であったり、作り手さんが多くいたり、活気のある産地だなと思ったのですが、それはなぜでしょう?
斉藤さん: 最近は曲げわっぱが人気、関心が高まってきましたね。やはりエコやお弁当ブームが要因となっているのは間違いないでしょう。お弁当を持って歩かれる若い方が増えてきたっていうこともあるし、やっぱり木はプラスチックと違って日本人の感性にあっているのだと思います。
shoji: ちなみにここで扱っている杉材は天然杉ですか?
斉藤さん: はいそうです。
shoji: やっぱり素人目からしても目が詰まってて上品な感じをうけますね。先ほど高齢級材のものを見たのですが、やっぱり目が詰まっていないといった印象をうけました。ですが、天然杉がどんどん少なくなってきている中で、高齢級材に移行しなければならないのですか?
斉藤さん: そうですね・・・ですが、国有林からの供給は平成24年にストップするのですが、
民有林にはまだ天然杉は残ってますので、今すぐになくなるという訳ではありません。
あと将来的には、木を知っている人には目が詰まっているものが「高級」、「いい木」だとおっしゃる方もいますので、たとえ秋田杉が無くなったとしても、隣の山形県であったり、天然秋田杉でないにしても天然杉は近隣の県にはありますので、もし天然秋田杉や樹齢200年以上のものをお客さんが求められるようであれば、このように材料の幅を広げていくこともあるんではないでしょうか。
曲げわっぱの森のように、今樹齢100年のものが150年になるまで、やはり形態を変えて、曲げわっぱも変わっていくんだろうなぁとは思いますね。
shoji: 大館には他の産地と比べて作り手が多いなと思います。その要因は何なんでしょうか?
斉藤さん: うーん、やっぱり一番小さいところでも家族3人でやっているところ、大きいところだと30数名、そういったところだと若い人を定期的に雇ったり、新卒を毎年1、2人採っていたりします。
まぁやっぱり、売り上げがあるからそういうことできるんでしょうけど。
あともう一つあるのは、それぞれの会社の売り方が違っていて、全国的に問屋さんとの取引して販売しているところもあったり、伝統工芸士さんが直接デパートや百貨店に行って実演してみせて、お客さんとお話をして販売している二つの形態があって、それらがうまく共存しているのだと思います。

shoji: 斉藤さんはなぜこの仕事をするようになったのですか?
斉藤さん: 以前は普通の会社に勤めていました。そこではプラスチック、一部金属を扱っていました。木という素材は扱ったことなかったので、おもしろそうだなと思ったのがきっかけですね。
大きい会社だと最初から最後まで自分で見れなくて、自分が扱っている製品に責任が持てないんです。
そこでこの曲げわっぱ体験工房ができるという話を伺って、自分でものをつくったり、お客さんに作り方を説明したりと、最初から最後まで責任がもてるな、と思いやってみようと思いました。
shoji: 斉藤さんは作り手気質なんですね。比較的若い方が伝統産業の中に入るというのは大事なことだと思います。この先も曲げわっぱの仕事を続けていかれますか?
斉藤さん: うーん、とりあえず3年後が未定なんですよ笑。自分の意志ではどうしようもないところがあるんですけど、ただ、ここでは大きな会社と違って
最初から最後までの全工程をやり、学べるので、3年後何かに活かせていけたらとは思っています。
shoji: 僕も最初から最後までの工程ができるというのは大事なことだと思います。
というのも、分業制で各工程の技術しか知らないと、一人がいなくなってしまえばラインはストップしてしまうし、
独立しようと思ってもできずに、分業の体制のまま衰退していってしまいかねないからです。

shoji: 最後にこの体験工房を今後どうしていきたいですか?
斉藤さん: 個人的には、少人数で体験していただいて、その中で木であったり、曲げわっぱの歴史であったり、質問に応えたり豆知識を提供してお客さんに喜んでいただいて、曲げわっぱについても知っていただけると理想的です。あんまり大人数で体験してはい終わりというのは望んでなくてですね・・・まぁその方が効率はいいんですけど笑。体験工房に来ていただいて、お客さんに気軽に曲げわっぱに親しんでいただいて、実際に使っていく中で良さを知っていただいて、「曲げわっぱいいよ」と広がっていけば、私は一番良いと思っています。
shoji: そうですね。僕も曲げわっぱのお弁当箱を使ってみて、ごはんがおいしくなるので、皆さんにもしってもらいたいなと思っています。そしたらこの体験工房も産地ももっと盛り上がっていくでしょうね。
大館に来て、ここがあることによって気軽に曲げわっぱに触れられて大変助かりました。いきなり協同組合とかに乗り込んで・・・というのは厳しいですからね笑

shoji: 以上でインタビューを終了いたします。ありがとうございました。
斉藤さん: いえ、どうも。
コンポ 1 (0.27.03.08)
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[ 2010/05/25 12:06 ] 大館曲げわっぱ | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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