shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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南部鉄器工房「虎山」①

DSC_4121.jpg
岩鋳(株)カタログより

盛岡手作り村の中にある南部鉄器工房「虎山」を訪問しました。
虎山は伝統工芸士、前田知行さんをはじめ、4名の職人を抱える工房です。

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伝統工芸士の前田さんは三代目で主に伝統的な焼き型を用いた湯釜、鉄瓶を手掛けます。
南部鉄器の着色(鉄瓶に錆び止めとして漆、お歯黒(酸化鉄)を焼き付ける行程)をしてる最中にお邪魔して、いろいろお尋ねしました。

①では盛岡手作り村と工房のことについてお聞きしてます。
ー手作り村に工房を構えて何年になりますか?以前はどこに工房があったのですか?

「手作り村には設立当初からいるから今年で24年目になります。以前は盛岡市内の街中に、組合の共同作業場があってその中の一つだったね。」

ー手作り村に来て、つくる場所としては良くなりましたか?

「んー。良くはなったかも。苦情は来ないしね。前は街中で、俺らは火とか使うし、グラインダーはうるさいし、粉塵もあるし。
工房の規模は前のほうが狭かったね。」


ーここでは直売もされていますが、ここに来る前からやっていたのですか?

「いや、してなかった。いろんなところに卸していた。問屋にね。近辺よりも都市部の方が多かったな。
前は南部鉄器協同組合が中心になって組合員の商品を全国に紹介したり販売もしてたよ。いまは人も少なくなってやってないけども。
でも岩手県には岩手県産株式会社っていう県の第三セクターの販売組織があるのよ。そこが主に百貨店とのつなぎをやったり、物産展などの催事を企画したりしていたね。俺たちは企画はできないから。今ではここ、手作り村で企画する物もあるけど、今も岩手県産の経由の催事とかが多いね。」


ー手作り村に来て、収益面はどう変わりましたか?規模も変わりましたか?

「んーん・・・、(収益は)良くなってるね。ここに来た当初は2人だったけど、今は4人になったしね。今いるのは全員こっちに来てから採った人だよ。ここに来る前からやってた人は辞めてったからね。30~40代が働いてる。後継者はいるね。盛岡の工房はどこにも若いのいるよ。」

コンポ 1 (0;00;08;02) のコピー
「なにつくってるの~?」
「やかん!」

「これ(着色の工程)みてておもしろい?おじさんは全然おもしろくないんだよ~。」
「何故かこの工程子供に人気あるんだよな。あの世代が興味を示すってことは、この業界もまだ見通しは明るいかな。」

と子供を相手にする前田さん。このやりとり個人的にはまりました笑

ーこうした手作り村のような施設は全国にたくさんあるかと思うのですが、そういった施設が運営が厳しいなっている中で、ここはなぜ上手くやっていってるのでしょうか?

「ここ盛岡手作り村のつくったときのコンセプトは、老朽化した工場を一カ所にまとめ、労働環境を良くして、後継者を募ろうってもの。
観光客に見せるためだけではなくて、あくまで生産基地。その後、せっかく県の物産が集まっているのだから、つくっているところを出来るだけ見せて欲しい、と指示があり、こうして観光客が見えるところに作業場をもってきたわけ。ここがうまくやってこれたのは、生産基地としてスタートしてるからじゃないかな。見せ物じゃなく真実味がある。俺らは生活の基盤がここにあるから。」
「でも最初は見られるのは煩わしかったよ笑。こっちも納期があるから忙しいときとかはね。だからよく無愛想だとか、話をしないとか言われちゃうね。」

「お客さんは減ったと思う。もの珍しさから創立3年目には入場者数が100万人を越えていたけど、今はその半分くらい。ただ当初の想定年間17、8万人を大きく上回っているし、切迫した状況というわけでもないね。
ただお客さんがたくさんいた頃は、出張しなくても生活できたんだけどね。」


に続きます。②ではお客さんについて聞いています。
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[ 2010/10/15 10:30 ] 南部鉄器 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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