shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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鳥越竹細工、しばた工芸

DSC_3976.jpg
ここは盛岡手づくり村にある、鳥越竹細工「しばた工芸」です。

篭、ふるい、弁当箱、お買い物バック・・・
形、編み方、さまざまです。

正直に言いますと、竹細工ってどこにでもあるし、安い海外ものと同じでしょ?なんて思っていました。

見事にその固定概念は崩れ去り、いまでは手づくり村一押しの工芸品です。

DSC_3975.jpg
その秘訣はこの「鈴竹」と呼ばれる、細い竹です。
岩手県北部二戸地方に自生するこの竹はしなやかで弾力があり、油分が多いのが特徴です。
この竹を割いて、身を削り皮の部分を使います。

部屋奥で藁のように見えるものが、身を割いて乾燥中の物です。

DSC_4156.jpg
編み方はいろいろ。
この鈴竹で編まれた篭は、非常にしなやかで、滅多に折れることはありません。
また、素麺まどを盛っても水はけがよく、一度使ったら手放せない逸品だとか。

DSC_3943.jpg
そして持ってみると非常に軽い。
しかも意外と安い。なんでも地元だからこの値段なんだとか。
東京に行ったら倍の値段だそうです。

DSC_3978.jpg
DSC_3968.jpg
そして何と言ってもこの風合い!
使い込むごとに表面に油分がにじみ、このような飴色になってくるそうです。

昭和13年と札がつけてあります。
70年前のものとは思えませんね。

DSC_3974.jpg
こちらも年を重ねて飴色に。
しかもこれとても柔らかく、なんともいえない感触。

踏んでも壊れないというのも頷けます。

DSC_3971.jpg
こちらは鈴竹ではなくて、太い竹を細く割いて編んだ物。
というのも、この鈴竹、表面に油分が多く染料がしみ込んでいかないんだとか。
だからこういった色のついたものは別の竹でつくるそうです。

鈴竹に漆を塗ったサンプルをこっそり見せて頂きましたが、漆が乗らずバリバリになっていました・・・。


DSC_3977.jpg
DSC_3980.jpg
DSC_3942.jpg
最近は大きなザルが売れるそうです。
不景気の影響で外食せずに家で食事をする家族が増え、家でザルそばをするために大きなザルを買い求める方が増えたのでは、と教えてくれました。

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こちらがお話してくれた禮子さん。
写真撮らせて下さいってお願いしましたら隠れてしまいました笑

というわけでこちらの写真を撮らせていただきました。

DSC_4155.jpg
奥に吊るされた年季の入った篭。

地場特有の鈴竹を用い、しなやかで油分の多い特性から、柔らかく丈夫で水はけもよく、使い込むほどに風合いがでる竹細工がうまれます。
こんな特色ある鳥越竹細工ですが、認知度は高くありません。それはやはり国の伝統的工芸品に指定されていない、作り手が少ないからだと思います。

国の伝統的工芸品の条件として、「一定の地域で産地形成されていること」というものがあります。具体的には10企業以上または30人以上の従事者が必要です。
この鈴竹を用いた鳥越竹細工は従事者が多くなく、この条件をクリアすることが出来ませんでした。


国の指定を受けていない=物が良くない、では決してありません!
ホームセンターに売ってる分厚く折れやすい竹籠とは全く別物です。
折れにくく丈夫な鈴竹の竹細工は一生使い続けることが出来ます。折れたとしても職人さんに頼んで竹を差し替えてもらえば何度でも再生できます。

超ロングライフ製品。しかも使い込むごとに風合いが良くなる優れもの。
こんな素晴らしいものづくりですが、やはり一見なんの変哲も無い竹細工に見えてしまうのが残念。触ってはじめてわかる良いものは触ってもらうまでが大変です。


ホームセンターの安い竹細工とは比べ物にならないくらい別物。
自分の中で竹細工というもののイメージが一変しました。
是非、手づくり村にきて、この鈴竹の感触を味わってみて下さい。
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[ 2010/10/17 21:24 ] 竹細工 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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