shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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楮ってどんな木?

楮ってどんな木?

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こんな木です。

背丈は2、3メートルといったところでしょうか。
生育の早い木で、収穫した翌年にはまた同じ木から収穫できるそうです。

葉が落ちる冬に収穫になります。
土佐和紙工芸村「くらうど」では1月26日に楮の収穫が企画されているそうです。
時期が合えば参加したいものです。

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やたらと楮の写真を貼りまくってみました。
木の太さは3センチくらいでしょうか。
和紙には、楮の内皮の部分を使います。そして余った部分は燃料になります。

毎年同じ木から収穫できて、無駄な部分がないとなれば魅力的な循環型資源ですね。

楮は栽培可能なので、こうした群生でみられます。

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続いて三椏。
名前の通り三つに分かれている特徴ある木です。

楮より繊維が短いため、平滑で書道用に適した紙が得られます。

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妖怪人間・・・いやなんでも。

三椏は三つに分かれた枝がかさばるので束ねる必要があり、ちょっとめんどくさい木なんだそうです。

三椏も栽培可能な木です。
生育は楮よりは遅く、一度収穫したら2、3年置く必要があるそうです。

DSC_4352.jpg

「こしき」とよばれる収穫した木を蒸して皮を剥ぎやすくするための道具。

樽のように見えるのは、釣り鐘式の蓋です。

DSC_4353.jpg

こちらは剥いだ皮を灰煮する釜。
使われる薬品は、苛性ソーダ、炭酸カリ、消石灰、木灰などなど・・・。
とくに苛性ソーダは危険な薬品なのでちょっとあぶない工程です。
昔は木の灰を煮てでる灰汁を使っていたそうです。


これらを刈って、蒸して、灰煮して、ちりとりして・・・最終的に紙になる部分は収穫した楮の4%の部分。そして紙一枚の値段は・・・
とても人を雇ってやれる作業ではありませんね。昔は楮の収穫は近所総出で行われていたそうです。
今は大半が輸入の楮を使っており、国産楮の収穫は保存会などが行っているのが現状。

家族うちの家内工業、近所付き合いで支えられてきた和紙づくり。
昔の人は紙をつくるのにこうした苦労がかかることを知っていたから、紙を大切にしていたと聞きます。

今や紙は無限に出てくるように錯覚するほどたくさん出回り、そして紙づくりの地域の輪は徐々に薄れつつあります。

土佐和紙は原料、道具、漉き手が揃う国産和紙の砦。
しかし、今はただ高齢化していくのを黙って見るしかないのが現状。

日本の和紙をうまく回していくにはどうしたらよいだろう。
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[ 2010/11/25 00:05 ] 土佐和紙 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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