shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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和紙用具職人、山本忠義さん①

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手漉き和紙用具の職人、山本忠義さんのお話を伺いにいきました。

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山本忠義さんは高知県で2名、全国でも4、5名ほどという和紙の簀桁をつくる貴重な職人さん。
しかも専門でやられているのは高知県の2名で他の方は大工との兼業と、手漉き職人以上に後継者が危ぶまれています。
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山本さんのところには全国から注文がやってきます。
簀桁は手漉き和紙には必要不可欠な道具。
「簀をもっと細く」、「ここの形はこうでここはああで・・・」と特別な注文にも応え、和紙づくりの基盤を担っています。

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桁は後で修理が出来るように分解できる構造になっています。
常に水に浸かる桁は、錆びてしまう鉄釘は使わず、主に竹釘を用います。
道具を修理や手入れをしながら長く使うのは手仕事の現場ではよくみられます。

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こちらが簀に用いられる竹ひご。
以前は自身で全て竹ひごを挽いていたそうですが、今は全国から簀桁の注文が相次いでおり、県外の業者に外注することもあるそうです。

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先ほどの竹ひごに防水のため柿渋を塗ったものがこれ。
これを絹糸で編んでいき簀を作っていきます。

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(作業途中の簀が無かったため博物館で展示されている簀の写真です)

こうして出来上がる簀。
桁は大工仕事ですが、簀に関してはやはり専門的な作業となります。

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竹ひごの太さを決める道具。
これに竹ひごを通して太さを均等にするそうです。

こういう細かいところも、代々の知恵が受け継がれないと、理にかなった方法を見つけ出すのは難しいのが手仕事の世界。
と、常々感じております。


に続きます。
②では山本忠義さんとお話しした内容を紹介していきます。
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[ 2010/11/26 18:18 ] 土佐和紙 | TB(0) | CM(3)
No title
こんばんは、kojiです。

そうなんですよね。それぞれの職人さんの仕事があって、それらの仕事が繋がって、その品が出来上がるのですよね。


実は今日思いかけず、“九谷塾”のメンバーさんとお話をすることができました。
仕事で、ある展示会に行ったのですが、その展示会に出展されていたのです。

九谷塾では九谷焼に関わる職人さん達が互いに知恵を出し合い、世界に提案すべく、作品を生み出しておらます。九谷焼業界のチャレンジを目の当たりにしました。 伝統工芸業界のイノベーションは、繋がり方を変えることで生まれるのかもしれないと感じました。


既にご承知のことと思いますが、ご参考までに。
→九谷塾 http://www.kutanijuku.com/
[ 2010/11/26 23:08 ] [ 編集 ]
Re: No title
kojiさんコメントありがとうございます。

> それぞれの職人さんの仕事があって、それらの仕事が繋がって、その品が出来上がるのですよね。

そうですね。職人だけじゃない、問屋がいて、原料屋がいて、道具をつくる人がいて・・・産地にはそういったコミュニティが構築されています。チームワークこそが伝統産業の強みですね。

自分が伝統工芸で一番嫌うのは、好きなようにデザインされて産地を離れてしまったものです。
そういったものは後に何も残さないですから。

> 既にご承知のことと思いますが、ご参考までに。
知ったかをするつもりはありません。恥ずかしながら知りませんでした・・・。
教えていただいてありがとうございますm(__)m

いままで関わってきた分野と疎遠なのが陶磁器の世界なんですよね・・・・。

九谷焼はかねてから個性的だと認識しておりましたが、ここまで潔いことをしているとは知りませんでした。
もの自体は賛否両論だと思いますが、行動をおこしたチャレンジ精神は素晴らしいと思います。

動いてればだれかが見てくれますからね。
10人中9人に反対されても、1人の心をつかんでしまえば活路が見えてくるものです。とくに零細企業ほど。

伝統産業を巡って、一番必要な人材は先導を切れる行動力のある人だと感じます。
やろうと思えば誰でも出来る。でもそういう人がいないから何もしないまま産地が衰退していく。
結局それだけなんですよね。
[ 2010/11/27 00:14 ] [ 編集 ]
No title
おはよおうございます、kojiです。
お返事、ありがとうございます。

>教えていただいてありがとうございますm(__)m
こちらこそ、ご確認いただきましてありがとうございますm(__)m

>もの自体は賛否両論だと思いますが、行動をおこしたチャレンジ精神は素晴らしいと思います。
賛否両論、そうかもしれませんね。 私が展示ブースで職人さんのお話をお聴きしていた30~40分間ですが、20~30代と思われる方々が足を止め、思わず作品に触れている姿がとても印象的でした。 職人さんが、「技術が具わっていなければ創れないものなのです」とおっしゃっていたのですが、その言葉の意味が少し分かった気がしました。

>伝統産業を巡って、一番必要な人材は先導を切れる行動力のある人だと感じます。
>やろうと思えば誰でも出来る。でもそういう人がいないから何もしないまま産地が衰退していく。
>結局それだけなんですよね。
同感です! 職人さん曰く、今に至るまでに15年かかったそうです。 ありきたりの言葉ですが、「継続は力なり」ですね。 でも、苦境を乗り越えようとするときは、頭で分かっていても、それを行動に移すのは簡単なことではありません。 安易な方法で現状を打開しようとして、かえって悪化させてしまったり。諦めてしまったり。

世界に誇れる日本の技ですから、微力ながら応援していきたいと思います!
[ 2010/11/27 09:59 ] [ 編集 ]
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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