shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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「かみこや」ロギール・アウテンボーガルトさん①

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先日、紙漉体験民宿「かみこや」、ロギール・アウテンボーガルトさんのもとを訪ねました。

ロギールさんが工房を構える檮原町は四万十川源流、四国カルストを臨む山深いところにあり、標高高くに位置することから「雲の上のまち」として知られています。また「四国のチベット」とも呼ばれています。

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写真上「かみこや」工房兼民宿。写真下「かみこや」から見下ろす景色

かつて檮原町では、三椏の栽培に適した気候から全国トップクラスの産地として、山のいたるところで三椏が栽培されていました。
しかし時代の変遷とともに三椏の生産は途絶え、当時を知る人も高齢となり、人々の記憶から消えつつありました。

その檮原の地にロギールさんがやってきたのは今から18年前。楮、三椏、和紙を原料からつくり、伝統的な和紙づくりを地域に伝えています。

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ここでロギール・アウテンボーガルトさんが檮原に来た経緯を簡単に紹介。

ロギールさんはオランダ、ハーグ市出身。日本に来たのは30年程前。オランダで偶然みつけた、長い繊維を漉きこんだ和紙に「紙から自然の風景が見える」と驚き、後にそれが日本の和紙、雲龍紙であること、日本に優れた紙の文化があることを知り、意を決して日本へ渡りました。

日本各地の和紙の産地を渡り歩き、土と原料、文化に触れる大切さを感じ、その末選んだのは、技術指導、受け入れ先の工房を親身になって探してくれ、そして原料の産地でもある高知県でした。

当初はいの町に工房を構えていたそうですが、近所に大規模な道路工事の計画ができ、より静かで山奥な場所を求め、檮原に引っ越しました。檮原という町は、四万十川源流域に位置し、全国でも有数の持続可能な環境づくりに力を入れる町でもあります。そういった町の気風も後押しし、自然と共生する和紙づくりを営んでいます。

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原料を育て、ご近所さんと一緒に収穫。その原料で紙を漉きます。


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伝統的な天日干し。この紙は風に飛ばされないよう室内で乾燥。



紙漉だけではなく地域の活性化、忘れられた和紙の文化を伝えるべく、紙漉のシーズンオフである暖かい季節を中心に、紙漉体験教室を開き、遠方から駆けつけたお客さんにゆっくりしていってもらえるよう、民宿業も始めるようになったそうです。

現在では、古民家を改修し、学生、社会人の研修生が寝泊まりできる建物「かみけん」を構えています。

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研修生宿舎「かみけん」

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基本的に自炊。土間に台所があります。


地元小学校では1年~6年生の6年間通年の本格的な和紙の授業を開いています。生徒たちが原料を栽培し、道具も学校で用意。原料を育て、紙を漉き、地元の文化を教えています。6年に渡る和紙の授業はもちろん全国でも異例で、ロギールさんの精力的な姿勢が窺えます。

地元でもすっかり有名なロギールさん。そこには18年間、檮原に移り住み地元に貢献し続けた成果に他なりません。そうした活動が評価され受賞も多数。
これからの伝統産業に必要な姿勢が色濃く映されているようでした。

に続きます。
②ではロギールさんの地域の活動をひきつづき紹介します。
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[ 2010/12/13 20:10 ] 土佐和紙 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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