shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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琉球藍、やまあい工房④

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からの続き。
24日、やまあい工房3日目。

実は前日で帰る予定だったのを延期しての3日目です。しっかり朝、昼とご飯もごちそうになりました。

1、2日目は畑仕事が中心で、この日は染め場の見学をさせていただきました。

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ここで藍について簡単に解説。
藍はもともと水に不溶です。青々とした藍液に布を入れても染まりません。藍はアルカリ性のもとで還元され水溶性となり「染料」となり、このとき藍液は鈍い緑色を呈します。そして空気に晒すことで酸化し藍色になります。古くから藍をアルカリ性にするために木の灰を用いてきました。藍を染められる状態にすることを「藍を建てる」といいます。
藍壷の中の発酵具合、phの具合、藍というのは管理が難しく、常に調子を見ながら建てていきます。
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解説のとおり、藍というのは水に溶けている状態ではどんよりした緑色をしています。(写真じゃわかりにくいかな)
これが空気に触れて酸化することによってあの藍色は生まれます。

表面は空気に触れているため藍の気泡が溜まるため、染色前に避けておくのが鉄則。

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オーシッタイに移り住み、やまあい工房にて染色を学ぶMさん。
テレビで沖縄の水源を巡る番組でオーシッタイとやまあい工房が紹介され、それを見て「ここに住みたい!」と飛び込んできたそうです。
ここにはいろいろな人が集います。

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布がくっついてしまうとムラになるため、慎重に慎重に布を沈め、数分後、引き上げます。
シャッターを切るのも気が引ける緊張の一瞬です。(にもかかわらず写つさせてもらいました)

藍から布を引き上げたときはこのような緑色です。

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空気に触れるとみるみる青くなっていきます。
このとき液だまりや不純物が布についているとムラになるので、急いで水で洗い流します。それまでの静かな空間がいきなり慌ただしくなります。

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そして2回目の染めへ。
2回を1セットとし、染めたら乾燥。何セットも繰り返し色を深めていきます。

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これは糸を染めているところ。
これもムラにならないように、糸を順序よく藍液の中をくぐらせていきます。

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糸をさばく上山弘子さん。

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青い手は紺屋の勲章。
自分も大学で藍を使っていたときは真っ青な手でレジからお釣りを受け取っていたものです。

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風になびく「美ら藍」
藍というのは不思議なもので、冴えるような青さから、どんどん染め重ねていくと色の傾向が変化していきます。

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何度も染め重ねられたもの。
写真じゃ分かり辛いですが、やや赤みを帯びた青紫のような色をしています。
紫に近くなっていくのは琉球藍の特徴なんだとか。展示会では「この藍はなにか混ぜたのですか?」と聞かれるそうです。それだけ同じ藍とは思えない不思議な色合いをしています。

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やまあい工房の藍染めが生まれる染め場。
上山弘子さんと話していると、しきりに出てくる「場」という言葉。
いいものを作るために藍をやっているのではない。自然の恵みに感謝し、また自然を守っていくことを学びそして発信していく「場」であり続けること。やまあい工房はそのためにあります。

自分は弟子入りしたわけでもなく、勉強したいという気持ちだけで宿に泊めていただいて、そしてこうして体験もすることができた。

伝統産業はもっともっとオープンになっていくべきですね。
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[ 2011/01/31 09:51 ] 沖縄 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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