shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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ゆいまーる精神

本日は雨なり。しかし連日の雨も今日まで。明日は地元で行われる「桜まつり」にて久米島紬の着付け体験に行く予定で楽しみにしています。

さて、降りしきる雨を眺めながら昼を回ったあたりで仕方なく雨のなかを出発。

今日の目的地は協同染織場。
ユイマール館と呼ばれる久米島紬の協同染織場は島に数ヵ所あり、地元の織り子さんたちが好きな時間に自宅から久米島紬の仕事をしにきます。

こちらに来て一番驚くところは、織物の従事者が至って普通のおばさんたちということ。
空いた時間を見つけては組合から請け負った注文の品を手がけたり、自分用に布を織ったり。自宅に染め場、織機を構え、男は染め、女は織、と家族内で生産しているところも多いそうです。

織場はまるで町の集会場。
沖縄には「ゆいまーる」という言葉があります。「ゆいまーる」とは「結い回る」という意味。
「結」とは他地域では「もやい」とも呼び、共同体内で見返りを求ず労働を負担する集団のこと。
例えば、かつて茅葺き屋根を葺き換える際には一家では賄えない重労働のため、この「結」が登場し、作業を担います。
この「結」は当番制で共同体内で交代していきます。このことを「回る」と表し、合わせて「ゆいまーる(結い回る)」と言います。
つまり、相互扶助の関係、「助け合い」の精神というわけです。
かつてはこういった習わしが日本では当たり前のように存在していましたが、徐々に生活の中に重労働がなくなり、その必要性がなくなり途絶えていきました。

一方、沖縄では離島のため人、資源ともに限られ、今でも「ゆいまーる精神」が残っています。
協同染織場「ユイマール館」では皆で手間のかかる染色を分担しあったりして助け合いのもとで成り立っています。
過酷な作業はみんなでやる。今日はユイマール館には一人だけが作業をし、他の人の多くはさとうきびの収穫を手伝いに行っているんだとか。これもゆいまーるのひとつですね。

久米島紬はとても精巧に作られ、天然染料で丁寧に染められます。それを担っているのが普通のおばちゃんたち。

生活と生産が一体となっている姿が沖縄の島々には残っています。
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[ 2011/02/04 19:50 ] 沖縄 | TB(0) | CM(4)
こんばんは^^
ゆいまーる精神、いいですねぇ。

>本日は雨なり。しかし連日の雨も今日まで。明日は地元で行われる「桜まつり」にて久米島紬の着付け体験に行く予定で楽しみにしています。

今日も雨だったんですね。。
明日の桜まつりは楽しめるといいですね^^

>久米島紬はとても精巧に作られ、天然染料で丁寧に染められます。それを担っているのが普通のおばちゃんたち。

現場に足を運ばれたからこその発見ですね!! 普通のおばちゃんが担っておられるということが素晴らしいと思います。なぜなら、それはそのことが義務とかではなく、自然に受け継がれてきたからだろうと思ったからです。 伝統工芸の一つの在り方とも思えました。
[ 2011/02/04 22:30 ] [ 編集 ]
(携帯からコメントに対する返信はどうやるんだろう…?)

どもです。

自分としては伝統産業の工芸の技術ばかりがクローズアップされることを望んでません。

「ものをつくる」ということをプラットフォームとし、もっと人が行き交い、繋がっていくべきで、そしてそこに何よりの魅力があると思っています。

ですから、久米島の自然体な人の姿にはいつも感心しています。

しかし、こうした光景も人の関係が途切れてしまえば復興は難しく、他の産地同様、閉じた職人の世界となってしまいます。

その点、離島という条件が人間関係を濃縮し、今日まで続けて来れたのでしょう。

では本土側はどうしたらいいのか?常々考えさせられます。
[ 2011/02/05 00:08 ] [ 編集 ]
こんにちは

うぅ……ん。。。難しい問題ですねぇ。。。

東京の御徒町というところにある、2k540というところにある「匠の箱」というお店で、鹿児島の竹工芸の三代目、大分つげ細工の四代目、福岡の久留米絣の五代目、20代と思われる職人さん達が頑張っておられます。実家での仕事と、匠の箱での仕事を両立しつつ、今をこれからを変えていくためにはどうしたらいいか、熱い想いを持って頑張っておられます。 彼らがどのように頑張っていかれるのか、とても興味のあるところで、微力ながら何かしら応援できればと思っております。

●2k540の匠の箱について
http://2k540.1no1.jp/index.html
(ただ今作成中ですが、トップページとブログはご覧いただけます)
[ 2011/02/05 17:35 ] [ 編集 ]
「匠の箱」のこと初めて知りました^^;携帯でホームページ見てみました。

やはり東京は動きが盛んですね。どういった経緯で彼らが団結するに至ったのか。とても興味深いですね。情報、ありがとうございます。

本日、久米島紬の着付けに行って来ました。やはり、実際にものに触れる、地元の人と触れ合うことはとても重要だと感じさせられます。

「行けば会える」というのはますます重要になってきますね。東京で「匠の箱」がどんな働きをするのか期待ですね。良い情報発信の場になることを願っています。
[ 2011/02/05 19:28 ] [ 編集 ]
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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