shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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工房はなういに行く

21日、与那国島の高い山の裾野にある、「工房はなうい」の三蔵順子さんのもとを訪ねました。

三蔵順子さんは50年余り与那国織に従事し、平成16年には伝統工芸功労で瑞宝単光章を受章。現在、与那国町伝統織物協同組合の理事長を務められています。

夫の養蚕小屋であった建物をじわじわと織物道具を並べ、いまでは5台も高機が並ぶ広々とした織物工房となっています。

まだ与那国島の織物が世間に認知されてなかった頃、三蔵順子さんの織った「ダッチン花織」が昭和59年の全国伝統工芸品展で総理大臣賞を受賞し、その弾みで一気に与那国花織の認知度が高まったそうです。

しかし、実は今でこそ優しくも華やかな色合いの与那国花織ですが、かつては藍などを基調とし、色糸もわずかに入る程度と、地味なものが主流でした。
三蔵順子さん織った白っぽい地に色糸をふんだんに使ったダッチン花織の受賞で与那国花織が脚光を浴び、今の華やかな花織の土台を作りました。

華やかといっても与那国の織物は基本草木染め。地元の草木から実に多彩な色を獲ることができるため、色柄にバリエーションがあり、他所にはない独特の雰囲気を醸し出します。

三蔵順子さんは化学染料を使わず草木染めを徹底するよう若手に指導しているそうです。
「三蔵さんがうるさいから。」と言われることもしばしば。
それでも、島の草木の色、採取方法、染め方を次世代の作り手及び使い手に語り継ぐためにも、草木染めに徹底した姿勢は大切なことと思います。

三蔵順子さんの布のサンプル帳を見せていただいたのですが、歳をとっても全く色褪せることない若い色彩感覚を感じました。変に流行を追うのではなく、しっかりとした土台が存在しています。
そして三蔵順子さん自身が自然体であること。工芸展の総理大臣賞、受勲の賞状が筒に入れられたまま丸まって置いてあり、どこか三蔵順子さんの人柄を感じさせます。

工房の前には原付が停まり、これで離れた家から通っているそうです。三蔵順子さんは与那国織物を象徴するような自然体でおおらかな方でした。
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[ 2011/02/22 10:02 ] 沖縄 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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