shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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上江洲家(国指定重要無形文化財)

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久米島には国の重要文化財に指定されている「上江洲家」という建物があります。上江洲家は具志川城主の末裔で、代々地頭を勤めてきた家系です。久米島紬の製法を島の人々に普及させ、家内工業からマニュファクチュアへ、技術指導、実験を率先して行っていました。さらには貧民の救済、国王への献納など数々の善行が知られています。

1754年に建てられ、古い琉球家屋を知る上で貴重な文化財であります。

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こうして赤瓦の沖縄の家屋を詳しくみるのは初めてで、お話をしてくれた管理人のおばさんにあれこれ尋ねながら、沖縄の家の特徴を教わりました。
例えば、この軒先を支える柱。これ埋まっているものではなく、石の上に乗っかってるだけなんですって。そのほうがかえって長持ちするのだろうか。

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屋根の裏ってこうなってたのね。

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この屋敷の屋根にはシーサーはありません。
というのも、実は屋根や玄関にシーサーを飾るようになったのは明治以降に庶民にも瓦葺きが許されてからの話。それまでは神社などの神聖な場所に狛犬のようなかたちであるのがほとんどだったそうです。この屋敷は士族の家系として古くから瓦葺きが許されてきたのでしょう。シーサーが屋根に乗る前の赤瓦の建物です。

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以下、ぐるっと回った様子を紹介していきます。
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沖縄の古い家屋の構造は、縁側のように風通しよく作られています。

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玄関が無く、縁側から家に入ります。

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鉄瓶?銅瓶?

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間続きで広々。
家を建てる際、9畳の部屋をつくる風習があるそうなのですが、それは自分の力で10畳にしなさいよという意味があるとか。真偽の程はわかりません。

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夏はこれくらい風の通る家に住みたいものです。

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こちらは豚小屋。細長い四角がずれて二つ並んだ絣の文様「トーニィ」は豚の餌箱がモチーフ。

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古民家って感じの台所。この上江洲家では偉い人用の東門、男性用の正面横の門、女性用は炊事場に近い西の門と区別されています。一番幅の広い正門はいつもは閉ざされ、婚礼などの儀式のときだけ開けるそうです。

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家の裏。

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製経台(経糸を巻き取る器具)でしょうか。
先々代ぐらい前まで実際に人が住んでいたそうですが、今は当時を知る人はいません。ただここでも織物は織られていたと管理人のおばさんはおっしゃいます。

ここでおばさんとの話をちょっと紹介。
島の人はずっと島にいるイメージですが、実はそうではなく結構他県に別荘を持っていて、よく旅行に出かけるのだそうです。それもそのはず、久米島から那覇まで片道1万円前後かかります。どうせ高いお金を払うなら遠くのほうに、となるため結構旅行の頻度は多いんだとか。
おばさんも那覇にも家を持っているそうで、よく行ったり来たりしているそうです。

縁側で観光客とお話しするのを楽しみにしているとおばさんは語り、おばさんの手によって掃除、手入れがされ国の重要文化財はこうして守られています。

見物料300円。払って中に入る価値はありです。是非お立寄を。
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[ 2011/03/31 01:10 ] 久米島紬 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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