shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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久米島紬、ユイマールの人々

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織る作業は1人でもできますが、糸の巻き取りや砧打ち(仕上げに砧で布を叩く作業)などは何人かでやらなくてはできません。みんなの協力があっての久米島紬です。

久米島紬ユイマール館では、ベテラン、若手と幅広く織り子さんたちが集まり、各々自分の織り機で持ち前の布を織ったり、皆で共同作業をしたりしています。

沖縄に来る前は「ユイマール」という言葉は聞いたことが無かったのですが、沖縄ではよく目にする言葉です。「ユイマール」とは「結いまわる」という意味で「結」とは「もやい」とも言い相互扶助、支え合いを目的とした人の集まりを指します。久米島紬に携わる人々をみていると、このユイマールという言葉がよく似合う人たちだなと思います。

そもそも織物で生計を立てることは難しく、稼ぎはほんの僅かなものです。
「織物始めたのは娘に着物を織ってやりたくて。ここに来ているのも半分ボランティアみたいなものよ。」
作業場で仲良くしてくれたおばさんはそう話してくれました。

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ユイマール館は実は久米島に数カ所あり、観光客向けに開放されているのは真謝のユイマール館。写真は比嘉にあるユイマール館。ユイマール館=共同作業場のことで、ここに地元の人々が集まって組合に納めるもの、自分たちで使うものを織っています。糸はみんなで協力してまとめて染めるようです。

1、2月の時期はサトウキビの収穫の時期で、皆さん収穫の手伝いにいっていて出払っています。サトウキビ畑の中にも「ユイマール」が息づいているのですね。
DSC_5574.jpg

「あれ?この糸まちがえてない?」「え、あほんとだ。まぁいいって。」「よくないでしょ笑」

そんな感じで普段着な雰囲気の中で作業は進みます。ユイマール館の人たちはオープンな人たちで、とても話しやすい方です。(といってもむやみに話しかけて作業の邪魔になることは控えて下さい。)

DSC_5577.jpg

絣を括る人。
ここは観光客に開放されていませんが、この日は特別に見せていただきました。

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作業場には糸が張られた織り機が何台も並びます。
久米島は織物人口が多く、わりと歳のいったおばさんなら誰しもやったことがあるというほど。ユイマール館でなく家で機を置いておっている人も多く、全国的に見ても人口に対して従事者数は多いほうだと思います。

この写真は久米島を発つ前に皆さんに挨拶をしに伺った日に撮ったものです。
前日、新作発表会で顔を合わせた方々ともまた会うことができ、区切りの挨拶を交わしました。

「あれ、組合スタッフになったんじゃないの?笑」なんて冗談も交わしながら。
この滞在でユイマールの心得をみなさんから教えられたような気がします。みなさんありがとう。

最後に。
「これから宮古島に行きます。」
「宮古島に行ったら宮古まもる君をみなきゃね。」
「ミヤコマモルってなんですか?」
「えぇ!?まもる君を知らずして宮古島にいくぅ!?」

宮古まもる君とはなんだろう・・・。
最後に次の場所の情報もいただきました。

久米島紬に従事している一人一人の力は小さく、大した稼ぎにもならないのかもしれない。しかし、久米島紬の存在は世界的に見ても貴重なものです。みなのチームプレイ、ユイマールの精神。もしかしたら確固たるビジネスモデルを作り上げるよりも、これぐらい緩いほうが融通が利くのではないだろうか。人と人同士が直接的に繋がっていることが本当の意味の持続可能性なのではないだろうか。

いろいろと教えてくれた久米島。ユイマールの人々、ありがとう。
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[ 2011/03/31 15:00 ] 久米島紬 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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