shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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チガヤ細工

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宮古島でときどき見かける変わったカゴ。
これは績んだ苧麻糸をいれておくマグ(かご)です。どうも八重山地方の伝統的な民具のようで、宮古島市総合博物館でも多く展示されています。

見た目も美しく、ちょっと気にかけていたところ、宮古島市体験工芸村の中にある「チガヤ工房」にてつくっていることがわかり、体験もできるそうなので立ち寄ってみました。

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これらは「チガヤ細工」の名でよばれ、チガヤとは「茅」と書くイネ科の多年草のことです。宮古島では「マカヤ」と呼ばれているそうです。
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原理的にはブナコと似たようなもので、ある程度束ねたチガヤを糸を通して括りながら巻いていくことで形を作ります。けっこう自由自在ですね。

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チガヤはよく乾燥させているので、中に入れたものが腐りにくく、保存容器としては優れた民具と言えます。以前訪れた上江洲家にもチガヤでつくったであろう同じ構造の民具が見られました。

chigaya.jpg

作り方は畳用の針に糸をつけ、一段下に糸を通しながら巻いていきます。

詳しくは動画でどうぞ!



最初は針を手にさしそうになっていましたが、慣れてくればどんどん進んで、形が出来上がっていきます。

半分ぐらい出来上がったものを手渡され、120分ほどでカゴが完成しました。

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なかなかお気に入りです。
「チガヤ工房」ではたいがい糸は化繊を使い、端の処理はライターで溶かして結び目を固定していました。

ようは畳が器になったようなもので、香りはまさしくそんな感じ。
水分を吸い取るほど、乾燥しているので、みかんなどを入れておくとしなびてくるのだそう。

カゴといえば竹でつくるものとイメージしますが、宮古島には竹があまりなく、そのかわりにこういったチガヤ細工が作られていたのだと思います。白い糸が規則正しく渦を巻いているように並んでいてなかなかきれいです。

これは民具ですので使うこと第一につくられるものですので素朴そのもの。しかしそれでいて美しく、もしこれをチガヤの束を細く、糸も染めるなどしていろいろ手を加えれば十分に工芸品として美しいものができそうだなと、チガヤ細工の可能性はまだまだ眠っているように思えました。

八重山地方にきたらこのちょっと変わった「チガヤ細工」を探してみて下さい。意外といろんなところで目にするはずです。ユニークで素朴な美しさを持ったチガヤ細工。宮古島に行きましたら宮古島市体験工芸村にてチガヤ細工体験をしてみると良いと思います。

チガヤ工房ではおばちゃんたちがゆっくりとした時間を気ままに過ごしております。ゆるい感じも工房の魅力です。

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[ 2011/04/16 03:02 ] その他工芸 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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