shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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課題発表

美しい秋田杉を用いて、全国にある曲げわっぱの産地の中でも唯一の地位を築いてきた大館には、職人たちの東北の地から中央に出向いて販売をする姿勢、秋田杉に対するこだわりがあり、産地としても新作をつくっていこうとする取り組みが見られます。そして曲げわっぱ自体にも木の持つ素晴らしい作用によって実用品としても優れています。

しかし、いざ地元の声を聞いてみると、あまり評判はよろしくありません。「高い」「いつも同じもの」と、職人たちの意気込みに比べて、冷めている様相です。
ましてやこの先、天然秋田杉は採れなくなると聞きます。今まで通り、秋田杉の恩恵にいつまでもあやかっていられなくなるこの転機に、産地全体でこの問題と向き合っていかなくてはなりません。
その重責は、職人のみではなく、大館の皆さんに託されているのです。

今まで以上に、多くの人の発想力が求められます。
その発想力を養う媒体として、僕は「照明」を選びたいと思います。
幸い、曲げわっぱで照明をつくるのはこの産地にとって初めてのことではありません。
言語をもたない「光」というのは人々に多くの自由な発想をもたらしてきました。
magewappasyoumei.jpg

そしてもう一つ、材料として曲げわっぱ工房から出る「廃材」を選びました。
haizai02.jpg
このような細い切れ端ですが、形は変われど秋田杉。いまでこそ、煮沸の燃料や、冬の暖房に使うそうですが、燃やしてしまうのはもったいない。また使えそうなものはまた部品として使うとしても、細すぎるものはさすがに廃材になるようです。

この二つの要素を曲げわっぱに通して、「大館の光」をつくりたいと思います。
そして、僕のような技術もなければお金もない者が、このテーマをやり遂げたとき、大館曲げわっぱが職人たちのものだけではないことを証明したいのです。

大館のこの転機に際して、この問題を市民の発想力で乗り越えたとき、大館は「木と共生する産地」として大きなメッセージを世に発することができるでしょう。
ゆくゆくは、木の良さ、資源の大切さを通して、地元の人たちと曲げわっぱの職人を結ぶ人の流れが生まれ、その中で生まれる産物を地元の商店街に還元し、さらには世界に発表できるものになったらいいなと思います。

このように産地の中でさらに大館曲げわっぱを育んでいくきっかけになればと思います。まずはそのベースづくりに挑みます。
今まで通り、秋田杉ありきの大館なのか。それとも地場の力でさらに伝統を未来に繋いでいくのか。
この転機、大館が試されています。
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[ 2010/06/07 14:32 ] 大館曲げわっぱ 大館の光 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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