shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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大館曲げわっぱの明と暗

廃材を集め、ある曲げわっぱの工房を訪ねました。
そこは6代も続く古くからの工房だったそうですが、今ではおじさんが一人、竿燈の上下の輪っかをつくるのみです。
立ち話で長く話し込んでしまったのですが、そのお話がとても印象的でした。

いくら秋田杉の本場といえども、今では木のことを良く知る人もいなくなったと聞きます。
昔は「この山はああで、あの山はこうで」と木に詳しい人たちがいたが、今ではめっきりいなくなったとのこと。
材料の質も落ちる一方で、気候の変わった現代では樹齢を同じくしても、かつての秋田杉は得られないそうです。昔は枝の払い方にも「こうすれば造林杉、天然杉」と方法にも違いがあったそうです。

「昔は良かった。」とおじさんは言います。みんな良かった時代を知っているから「また売れるんじゃないか」といった意識が蔓延し、そして失望感もあってなかなか意欲的になれない、人の言葉を聞かない姿勢が生まれた。まさに伝統産業を表すお話でした。
「大館曲げわっぱもいずれなくなっていくだろうね。それも時代の流れだよ」と既に諦観している様子でした。

いつの時代も過去から受け継いできたものを大事にする思いと裏腹に、時代の流れだといって切り捨ててしまう。そんなことを繰り返していくことに何も疑問を持たない、「これからの世代」でいいんでしょうか。

「おたくも難しいところに挑戦してるね。」
えぇ、わかっております。
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[ 2010/06/07 15:44 ] 大館曲げわっぱ | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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