shojiの伝統産業を巡る旅

名古屋の学生、shojiが各地の伝統産業を徘徊してます。

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伝統工芸士、九嶋郁夫さんに聞きましたpart1

コンポ 1 (0;00;37;24)
大館曲げわっぱの伝統工芸士、九嶋郁夫さんにインタビューしてきました。
九嶋郁夫さんが社長を勤める「九嶋曲物工芸」は曲げわっぱの茶道具、3重4重巻きを得意とする工房です。

「仕事人」という言葉がぴったりの、きりっとした九嶋さん。
真摯に受け答えくださり、ついつい長話をしてしまいました。
付き合ってくださった九嶋さんに感謝です・・・。

part1は九嶋さんに曲げわっぱの茶道具をつくるようになった理由をききました。
Shoji:九嶋さんがこのお仕事をするようになったきっかけは何ですか?
九嶋さん:うーん、きっかけかぁ。この辺はやっぱり秋田杉の産地であって、職人の町でしたからね。
Shoji:以前、町の人に、「昔はあっちもこっちも曲げわっぱつくってたんだよ。」ってお聞きしました。今でこそ少なくなりましたけど。
九嶋さん:そうそう。そうやって栄えた時代があったんですな。十数年前まではこの辺(田代町近辺)にも3件ぐらいあったんですよ。でも今はわたし一人になってしまって。
Shoji:やっぱり、世間がプラスチックに移行して行く中でどんどん減っていったのでしょうか?
九嶋さん:そういう理屈があるよね。昔はせいろ、お弁当、柄杓と曲げわっぱが主流であったですな。それが時代とともに代わりのものに押されてしまって。それで、仕事が無くなったもんだから、誰かがお盆(中は赤塗り、外は木目)を考えて、そのお盆が爆発的に売れて、それで何十年かはもっていたんです。でもわたしはその中で、茶道もやってきたんだよな。お盆が流行っている時期にいつまでもこのままじゃいけないと思って、それで京都の方に知り合いがいて、茶道具をやってみたらどうかって薦められて、それがまた結構発注がきてね。
Shoji:僕も以前から九嶋さんのところは茶道具が有名とお聞きしてました。九嶋さんが茶道具を始められた頃から曲げわっぱの茶道具は大館でつくられていたんですか?
九嶋さん:ほとんどやっていなかったばってん、そういう機会があってからつくるようになりましたね。それで、やっているうちにわたしもお弁当箱つくりたいなと思ったんですね。昔やっていたもんだから復活できるかなと思って。それがまた意外にヒットしてしまって、今では主流がお弁当やおひつになっていますね。
Shoji:そうですね。よく曲げわっぱのお弁当とかは雑誌とかで取り上げてられていて、わりと若い方も知っているんですよね。今では売り上げではお弁当箱がメインですか?
九嶋さん:んー。わたしの場合は茶道具がやっぱりメインで、その中でお弁当箱もやっているんですね。
Shoji:茶道具ですと、普通の曲げわっぱと気をつけていることは違うんですか?
九嶋さん:やっぱり違うね。茶道具って言うと寸法も決まってるし、材料もすごく良いのを使っているし、そして細工も最高の技術をもってやらないといけないんですよ。
Shoji:やっぱり茶道具ほどになると3重巻き、4重巻きというものもでてくるんですか?
九嶋さん:えぇえぇ。
Shoji:やっぱりお弁当箱ではそんなに巻かないですよね。
九嶋さん:お弁当箱ではやってないんだけど、おひつは2重巻き3重巻きとやってます。あとわたし、グラスのように高さのあるものや、ぐい呑みも二重巻きでやってるんですよ。あんまりやってる人もいないし、二重巻きにしたものは丈夫だし、断熱性も優れているし、当初はそれほどでもなかったけど、今ではお客さんの反響もよくて結構出ますね。
Shoji:そういったものは主にどこで売られています?
九嶋さん:やっぱりわたしは、直接デパートに行って、お客さんに説明して、つくっているところみせて、納得してもらって買ってもらうんですよ。それが一番わたしの売りやすい形ですね。実際におひつの底が丸くなっているものをつくっているところを見せながら、いろいろ説明すると、結構買っていってくださいますね。それがわたしも安心して買っていただけますしね。
Shoji:そうですよね。やっぱり職人さんが直接売りにいくとお客さんの声が返ってきますからそれが意欲にも繋がりますよね。ここは産地問屋がいないから必然的に売るのも職人となって、それが今のようなスタイルをつくっていますよね。
九嶋さん:うんうん。やっぱり実際に見せてお話しすると安心するし、やりがいがあるんだよな。たくさん注文の要請がくるんだけど、手作りでたくさんはつくれないし、この売り方がちょうどいいんだよな。
Shoji:お茶道具も今では京都以外にも取引があるんですか?
九嶋さん:いまでは名古屋にも卸してるな。名古屋は大きな茶道具の問屋があるんだよ。
Shoji:そうなんですかぁ・・・。
九嶋さん:あ、名古屋!
Shoji:いやー。名古屋に住んでいながら知らなかったですね・・・。
九嶋さん:全国1、2の問屋があるんだよ。だからわたしもそこに納めているんですよ。
Shoji:いやぁ知らなかったです笑。


part2では百貨店での実演販売のことについてお聞きしています。
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[ 2010/06/13 17:08 ] 大館曲げわっぱ | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

shoji

Author:shoji
名古屋の学生です。
今年度は日本の伝統産業を巡る旅に出てます。
旅先で見たこと体験したことを日々綴っていきます。

※すでに旅は終了しています。

mail:cus-show at hotmail.co.jp



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